rouketsu

蝋結染めについて 1つずつ手作りしていますのでまったく同じものは1つとしてありません。

帯場の制作工程


白生地を張って伸子(しんし)で布にしわのないようにします。
生地は丹後ちりめんを使っています。青野工房は帯揚用にオリジナルで生地を織っていただいています。
生地を染めていきます
刷毛で色をのせていきます。
丸刷毛で色の重なった所をぼかしていきます。
生地をしっかり乾かします。
生地にろう筆でろうをおいていきます。
地染めをします。
ろうがおいてある所は、染まらないので模様が浮びあがってきます。
しっかり乾かしてから、ろうを落とし、色を定着させ生地を整えます。

できあがり。帯揚以外にも、ショールとして使っていただけます。

道具について

  • 2種類の異なる融解度を持つろう、青野工房では主にこの2つを配合したものを使用しています。
  • パラフィンとワックスを溶かすなべ
    だいたい160~180度くらいの温度で作業します。
  • 160~180度のろうにつけても大丈夫な筆を使ってろうがきをしています。高い温度で使っているので数か月で痛んでしまいます。
  • 反物の両はじをはさんで、縦方向に生地を伸ばします。
  • 生地の耳のさしこんで横方向に伸ばします。
  • 染める所の大きさによって刷毛の大きさも変えます。
  • グラデーションをつけたい所、隣り合った色の
    境界線をなくしたい所に使っています。