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着物ができるまで その4「白ぶせ」2014.07.25

着物ができるまでの手順

第4回目は『白ぶせ』です!

 

4回目でやっとロウケツ染めの蝋(ロウ)の部分が出てきました

前回の『アタリ』の説明で出てきた『白ぶせ』の工程紹介をしていきます。

 

白ぶせ は、生地の白色を残しておきたいところを染める前に蝋ぶせをし防染しておくことを言います。

この白色が入ることによって模様の明るさが出てきます。

同じ模様でも白が入っているのと入っていないのでは印象ががらりと変わります。

 P7053690

青花でアタリをしてあるところが白ぶせをする部分です。

合口の部分もあるので間違えないように、漏れがないように確認しつつ作業していきます。

上の写真の色が濃くなっているところに蝋が入っています。

 

ちなみにこの時使用している蝋の温度は160度〜180度くらいのとっても熱い蝋です

裏までしっかり蝋が通っているか、蝋の空きが出ていないかの確認も必須です

 

いよいよ次の工程では染め始める準備工程にうつります。

まだまだ完成までは遠いようです

 

 

次回へ⇒第5回「地入れ」

前回⇒第3回「アタリ」

初回⇒第1回「草稿づくり」