着物ができる その8「蝋ぶせ+色差し」2014.08.23
第8回目になりました。
8工程目では 蝋ぶせ+色差し の紹介をしていきたいと思っています。
今回の工程では、前回蝋セキを切った四角の中の部分に蝋を置いていきます。
今回制作している着物は訪問着ですので
当然合口が出てきます。
仕立て上げた時に模様が合うように慎重に作業していきます。
まず、「蝋ぶせ」 地色で残しておきたいところに蝋を置いていきます。
四角の中の、色が濃くなっている模様部分に蝋がおかれています。
蝋を置いた後に色を入れて染めていきます。
これを「色差し」といいます。
色を差しをする場所は上の写真のような感じになります。
その他の四角の中にも少しずつ違う色を入れて変化を持たせていきます。
今回の着物で使った色のマス見本です。
たくさんの色が入っています。
少しずつですが着物の模様も見えてきたような気がします
次回⇒第9回「蝋描き」
前回⇒第7回「蝋セキ」
初回⇒第1回「草稿づくり」